イメージ画像

水底を立体的に表示する魚群探知機

近年、映画やテレビをはじめとする様々なジャンルで、3Dが注目を集めていますが、魚群探知機の世界においても、立体的な描写を行える技術が開発されており、その機能を搭載したモデルがリリースされています。

それは、水中カメラなどによる映像技術ではなく、従来どおりソナー(超音波)の能力・技術を使用したものです。

従来、魚群探知機の多くは船の真下の様子を縦割り描写しますが、3D技術(立体的な視覚情報の表示)は、今まで以上に水底・ストラクチャーの形状や魚たちの様子をリアルに表現可能であり、アングラーは、即座に手に取るように水底の詳細を捉えられます。

釣り人に、これまでにない、新たなるインスピレーションを与えてくれるかもしれません。ちょっとした探検気分を味わえるでしょうし、釣果アップも期待出来ます。

一般的な魚群探知機は、ボート(振動子)真下の様子を二次元描画によって表示します。

今までならば、水底の形状を立体的に把握するためには、ボートをジグザグに走行させるなどして、 複数のポイントを測定して行っていた訳で、手間と時間が掛かる作業だったのですが、 3D系の技術によって、大幅に簡略化出来ます。

基本的には、ソナーが届く範囲の関係上、主に浅瀬の海底や湖底における、「驚異の画像」を堪能することが出来ます。

3D系魚探技術

3D系の魚探技術の開発に熱心なメーカーとしては、筆頭にハミンバード(HUMMINBIRD)とLOWRANCE(ローランス)を挙げる事が出来るでしょう。共にUSAメーカーですが、西洋では、立体探査に対するニーズが高いのかもしれません。

HUMMINBIRD(ハミンバード)

Side Imaging(サイドイメージ)
ボート位置を中心に、左右にソナービームを発射する事によって、広範囲なサイドの「立体的なイメージ描画」を実現します。

Down Imaging(ダウンイメージ)
ボート位置の直下の水底(ボトム)の様子を、鮮明に捉える事が出来ます。

360IMAGING(360°イメージ)
ボート位置を中心に、周囲360°にソナービームを発射して水底状況を描写します。

サイド・イメージングのチュートリアル。

サイド+ダウン・イメージ機能。魚探画面との分割表示も可能です。

360°イメージ画面。

LOWRANCE(ローランス)

DSI(ダウンスキャン・イメージング)
ボート位置直下を詳細に描写。ハミンバードのダウンイメージに対応する機能です。

Structure scan(ストラクチャースキャン)
強力な高周波ソナーによるサイド&ダウンスキャン。ボート位置直下や周囲の状況を、高解像度にて疑似的パノラマ表示します。

LOWRANCE(USA)のDSI動画。陽気な紳士がご紹介。

ストラクチャースキャン機能をCGをまじえて説明。

HONDEX(ホンデックス)

サイドスキャン(ワイドスキャン)
従来のよりもボート位置直下を広範囲探査して、疑似的な水中写真画像を表示。サイドイメージ(ハミンバード)やストラクチャースキャン(ローランス)などに対応する機能です。

スポンサーリンク

このページの先頭へ