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GPSとは

GPS機能を搭載し、ボートなどの現在位置(緯度経度)の把握確認、航路のナビゲーションが可能な魚群探知機があります。アンテナは、内蔵タイプと外付けタイプとがあります。

全地球測位システム(GPS/Global Positioning System)とは、地上約2万メートルの宇宙へ打ち上げられて地球をクルクルと周回している人口衛星から発信された電波を受信して、位置を割り出すナビゲーション・システムです。1日に地球を2周回ほどする20数機の衛星があり、その内、4機以上の衛星からの 電波を受信して計測します。

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衛星には10万年に1秒しか狂わない万年時計が内蔵されています。距離計測は、基本的には地上で行われている三角測量の原理を応用して算出されています。

このシステムは、ペンタゴン(アメリカ国防総省)が開発したもので、1993年から運用が開始されています。民間においても、世界中で24時間いつでも無料で利用する事が可能です。

それまでの計測方法と比較するまでもなく、GPS計測の精度は高かったのですが、それでも当初は、数十~100mといった誤差が生じる事がありました。

その要因としては、衛星内の機器、衛星軌道や電離層・反射波など、様々な要素が考えられます。また、ペンタゴンが戦略上、故意に精度を劣化させるべくSAという雑音信号を発信していたコトが大きく関係していた、とされています。

しかし現在ではSAは作動しておりません。この事もあり、GPS測位の精度は飛躍的に向上して、誤差は10m前後まで縮んできています。

DGPS

GPS位置情報の誤差の補正を行い、さらに測位精度を高めるシステムがDGPS(differential GPS/相対測位方式)です。

世界の気象画像

数十センチ~数メートルの誤差を実現しており、現在、次の方式(受信無償)が開発運用されています。

ビーコン方式

GPSに、正確な位置が特定されている地上固定局(基準局)より発信された補正情報(FM電波)を受信する仕組みを合わせた計測システムです。具体的には、海上保安庁所轄の基準局(灯台)より発信された補正情報が使用されます。

※DGPS(ディファレンシャルGPS)は、2019年3月、その運用が停止・廃止される予定です。

SBAS(MSAS)

SBAS

SBAS(Satellite-Based Augmentation System/静止衛星型補強航法)は、静止衛星からの補正データを受信し、GPS情報を補正して計測するシステムです。

ビーコン方式よりも広範囲で測定可能である反面、精度的にやや劣る傾向が見られます。

SBASには、地球上では現在、3つのシステムが運用されているとのことです。

欧州:EGNOS(European Geostationary Navigation Overlay Service)
米国:WAAS(Wide Area Augmentation System)
日本:MSAS(MTSAT Satellite-based Augmentation System)

MTSAT(Multi-functional Transport Satellite/運輸多目的衛星)。静止衛星のひまわり6号が活用されています。

また、2020年頃より準天頂衛星みちびきの活用が開始されます。この場合、海上保安庁によると測位精度は1m程度とのことです。

プロッター

GPSの位置情報を受信して、航跡、潮汐グラフ、気象情報などの情報を把握し記録出来る魚探があります。マップ(湖沼図・海図)を、ディスプレイに出力表示して使用する訳ですが、このようなプロッター(プロッタ)機能を装備したモデルは、GPSプロッター魚群探知機と言われています。

海を航行する船

出来ること

マップには「等深線」が表示され、水深確認の目安になります。自船位置(緯度・経度)、進行方位(針路)、船の移動スピード等を表示します。航跡を描画します。自船や任意ポイントの位置情報を記憶・保存する事が出来ます。目的地を入力すると、ナビゲーションしてくれます。目的地に、記憶しておいた位置情報を指定する事も出来ます。マップは、拡大・縮小して表示が出来ます。

メリット

詳細な位置情報を得られます。初めての釣り場でも安心感があります。ナビにより、目的地までの航行時間が短縮出来ます。以前、釣りを行った位置を記憶しておくと、再現性がある釣行が可能です。往復路の航路に迷いません。メモリカード等の記憶媒体にバックアップ可能な場合、自宅のPCで好きな時間に「予習・復習」が行えます。

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