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2台を「魚探専用」と「GPS専用」に使い分ける

趣味のボート釣りでGPS魚群探知機を使用する場合、通常は1台設置するだけで事足ります。

ところが中には、複数台を搭載している方もいます。

費用がかさむし、場所も取るし、果たして上手に使いこなせるのでしょうか。

もちろん初心者の方が、いきなり2台を操作するのはかなり大変でしょう。

色々な魚探を比較して楽しみたいの?魚探マニアなの?研究家なの?・・・といった声が聞こえてきそうですね。

そこで今般、ボートに常時2台を搭載して航行と釣りに役立てている、「akiraさん」にご登場願って、そのメリット等についてお訊ねしました。

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こんにちは、akiraと申します。かれこれ20年数年、瀬戸内の海でボート釣りを楽しんでします。

当サイトの、魚探を使った釣り体験談のページにも寄稿させて頂きました。

私のボートでは、GPS魚群探知機を2台設置しています。

  • HONDEX HE81GP2Di(画面サイズ8.4インチ)
  • YAMAHA YFHVII07W-F66i(画面サイズ7インチワイド)
HONDEXとYAMAHAの魚探画像

異なったメーカーの魚探を使用していることに「使いにくくないの?」と疑問を持たれるかもしれません。

でも大丈夫。YAMAHAブランドの機種は、HONDEXで製造されているので(いわゆるOEM)、ほぼ同様の操作性となっており、特にストレスは感じません。

さて、先ほどサイト管理人氏が言われたように、1台でも十分に、GPS航法の海図等情報やナビゲーション機能、魚群探知機能を活用する事が出来ます。

しかし、それを2台に役割分担させることで、さらに便利に使えると私は考えています。

私は次のように使い分けています。

  • 1台はGPS機能専用
  • もう1台は魚探機能専用

では私が考える、2台のGPS魚探を、GPS専用・魚探専用として使い分ける5つのメリットについてご紹介します。

あくまで私の主観ですが、ご参考になれば幸いです。

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それぞれの機器の操作が単純化できる

たとえばパソコンなどもそうですが、複数の異なる作業を1台で行うと、ストレスを感じることがあります。

魚群探知機も、2台に役割分担をさせると、すっきりとするので操作を単純化することが可能です。

なお、2台をそれぞれGPS専用、魚探専用としても、各機器では共に、表示されていないGPSや魚探の機能面は生きています。

画面を大きく表示させることができる

魚群探知機のディスプレイ画面には、分割表示の機能があります。そして、複数の作業を分割表示すると、それぞれの作業画面が小さくなってしまいます。

2分割(例:魚探/GPS)程度の表示ならば、まだ少しはましです。

でもたとえば、3分割(例:魚探50KHz/魚探200KHz/GPS)を行い、一つの画面で見ようとすると、それぞれ画面の1/3ずつしか表示する事が出来ません。

ディスプレイサイズが20インチとかだったら、余裕で見られるかもしれませんが、私が使っている7~8インチ程度のサイズでは、かなり小さく見辛くなります。

そこで、魚探機能とGPS機能を別々のディスプレイに表示することにより、大きく見やすくなります。

GPS機能における各種データの継続・バックアップに役立つ

仮に何らかの故障やアクシデントによってデータ異常・消失等が発生した場合、1台だと大ショックです。その復旧が大変です。復活できない状況もあり得ます。

でも、2台で運用していれば、必要なデータはもう1台にも存在しているので安心です。

ただし私が所有する2台の魚探機器は、シンクロしてデータ交換を行うことが出来ませんので、手動で必要な情報を入力しなくてはいけません。シンクロできたらいいのですが残念です。

(ちなみに外部へのデータ出力は、私の所有機器では難しいのでは…と思います。私の勘違いかもしれませんが。)

安全な航行に役立つ

海に出た時に、何らかの原因で1台が故障して、GPS機能が使えなくなったとしても、もう1台が正常であれば、安全に航行して帰港することが出来ます。

陸が見えている地点ならば、まだなんとかマリーナへ帰れるかもしれませんが、陸が全く見えない沖や、夜間であれば、海路に迷う事があるかもしれません。

小さなボートではありますが、海難に遭わず、誰にも迷惑を掛けず、安全に寄港するのは船長たる私の務めです。そういったリスクを回避する点において、2台搭載は意味があると思います。
(2台ともトラブった場合を除きます)

最新型を魚探専用にする

古い魚探を買い替えたり、既存のものに加えて新たに1台増やす等々、新しく魚群探知機を導入する機会があるわけですが、「最新型」のほうを、魚探専用として使用したほうが良いのではないかと思います。

色々な考え方があるとは思いますが、個人的には、昨今の魚探機能は進化するスピードが速いのではないかと思うからです。

それに比べてGPS機能は、GPS精度や機器機能性の向上がゆるやかに感じます。

「海の中を探る力」は、日々進化しており、新機種には興味深い機能が付加されています。私は、釣りを楽しむためにボートに乗り、より釣果UPを目指しているのですから、常に最新の魚探機能を試してみたいのです。

さいごに

以上、akiraさんに、ボートに魚探を2台搭載している理由、そのメリット等についてご説明頂きました。

少し贅沢な気がしないでもないですが、確かに便利な点、安心出来る点があると思います。とりわけGPSを駆使して釣りを楽しんでいる方や、遠い沖へ出る機会が多い方には有益かと。

ただ、双方の魚探を近い位置に設置しないと利便性が良くないでしょうから、ボートによっては設置に工夫を要する事もあるかもしれませんね。

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