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魚の生態・習性などによって魚探画面での映り方はさまざまです

「今日はタイを釣ってやろう」といったように、あらかじめ攻略したい魚を頭に思い描きながら海に出る事は多いかと思います。

魚探画面に狙っている魚であろう反応が出てきた時は、もうワクワクしてきますよね。

新しい磯場を見つけて、そこに魚群の反応が出たら、それはとても嬉しい「海からの贈り物」、チャンスタイム突入!です。

例えばボートで、30cmクラスのアジ(と推測される)の群れがいるポイントを新たに発見して、いったん通り過ぎたとします。

チャンスを逃した?いえいえ大丈夫。GPS魚探ならばGPS画面(海図)にマークして記憶させておけば、同じ場所へ戻ることは容易です。

そこで、GPS画面を頼りに再度そのポイントの上へ行き、仕掛けを投入してみます。

魚探に磯場と魚の反応が出てきた瞬間にアジのアタリを感じて釣れれば、こんな面白い遊びはないと思える至福の瞬間です。

便利で頼りになる釣りの相棒、それが魚群探知機です。

ところで海や湖には、さまざまな種類の魚が生息していますが、魚探画面の映り方もさまざまです。
魚ごとに肉体的な特徴があり、生態・習性が異なる場合があるからです。

本ページでは、魚探画面の表示につき、幾つかの映り方のパターンについて紹介しています。

尚、これは、瀬戸内海播磨灘あたりの事例です。
海域により魚種もロケーションも変わりますから、海によって違うパターンもあるかもしれません。

映り方のパターン
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見事に群れが賑やかな画像を満開に広げる反応をするもの

小アジやイワシの群れが来ると、画面が水族館の大水槽のような賑やかな反応をします。小アジよりイワシの群れが密度を濃くします。

中型大型のアジの場合は少し小さめの群れになり、魚探のフィッシュマークが20-30cmを表示します。

この魚群の近くには、必ずといっていいほど大きなフィッシュイーターと呼ばれる魚がいます。

落とし込み釣りの時は、この下に大物が潜でいる可能性があります。

ブリやハマチの、アジの泳がせ釣りのエサを探す時は、この小アジの反応を狙います。

ジギングの絶好のタイミングでもあります。また、サビキ仕掛けのタイミングとしてもドンピシャです。

魚探画像(アジ)
2分割(左50KHz/右200KHz)の魚探画面。アジの群れと思われます。

一列に並んだような反応を示すもの

この映り方は、瀬戸内海播磨灘では、タイの群れの時が多いようです。

タイを釣る時は、群れを見つける必要があり、その群れが底に近い中層を泳いでいれば、釣れる確率は高いです。

タイが泳いでいそうなポイントへ行き、魚探画面に大中小のさかなマークが並んで表示されれば、しめたものです。

魚探画像(タイ)
2分割(左50KHz/右200KHz)の魚探画面。タイの群れをキャッチしています。

小さな魚の中に大きな魚がポツンと出てくるもの

魚の活性が高い時の反応です。青物と言われるハマチやブリの反応が、このように出ます。

ここへ、ジギングや泳がせ釣りの仕掛けを入れると、かなりの確率で食ってきます。

フィッシュマーク機能を使用した場合、複数の小サイズのマークが表示されているところに、中や大のマークが表示されます。

泳ぐ速度が速く、なかなか反応が出ないもの

いわゆる回遊魚の類。例えば、ハマチやブリが、群れで非常に高速で移動している時は魚探に反応しないです。

マグロやカツオ程の高速遊泳ではないですが、ハマチは20-30km/hの高速遊泳力はあるのではないでしょうか。あるいはもっとかもしれません。

アジやサバやイカを捕食するのですから速力はあるはずですよね。こんな高速で泳がれたらなかなか魚探画面には映りません。

そこで注目すべきは・・・そうです、ベイトです。

ベイトの反応があれば、たとえハマチたちの泳ぎが速くて魚探で確認できなくとも、その周辺にいる可能性が考えられます。

磯場や海底にいて映りにくいもの

ロックフィッシュと呼ばれる根魚は、磯場に隠れており、なかなか映ってくれません。
海底にいるカレイ、ヒラメ、タコも反応が薄い傾向があリます。

これらの魚は反応があまり期待できませんが、魚探を活用してその居場所を見つけ出して釣ります。

良い磯場には必ず根魚は隠れています。海底形状から魚の居そうなポイントを探すのも、魚探の上手な活用方法です。

備考:反応が出たから釣れるとは限りません

魚探に「魚らしき反応」が出たからと言って、イコール「釣れる」にならないのが難しいところです。

たとえば。

小アジ(らしき)反応は、間違いなく釣れるでしょう。

でも、タイや青物の場合には、目の前にあるエサを食わないことも少なくありません。

食い気が出てくる潮の時合いというものがありますので、ここが難しいところです。
しかし、反応が出るというのは、そこにきっと魚がいるわけですから、良いポイントを魚探で発見したことになります。

また、潮が止まると同時に、今まで反応していた魚群がどこにもいなくなることがあります。魚探が壊れたかと思いますが、本当にいなくなるものです。

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