ポータブルでお手軽な魚探です
ポケット魚探は、湖畔、防波堤、桟橋、川、ボートなど、様々なロケーションで使う事が出来ます。バス、シーバス、アジ、タチウオ、ワカサギ他、対象魚を選ぶことなく、お手軽に釣果UPが期待出来ます。
- 片手でも余裕で操作出来るコンパクトサイズ。重量は数百グラムと軽量。持ち運びに便利です。
- 釣行時の携帯に便利(携帯型)。首からストラップでぶら下げたり、服のポケットに忍ばせるなどの使い方もOK。
- 使い方や見方が簡単。魚探の初心者の方や子供でも、直感的に使いこなせます。
- フィッシュマーク(魚の形)アイコン表示のモデルが大多数。目で見て楽しいです。
- 電源の乾電池さえあれば、すぐに使えます。面倒な設定は必要ありません。
- ポケット魚探は、お手頃・激安価格(数千円から1万円前後)なので、とても気軽に使えます。

魚群探知機に関心があるけど高価だからなあ、と思案中の方もいらっしゃるかもしれません。
また、子供と一緒に釣りを楽しみたい、子供にカッコいいところを見せたい(沢山サクッと釣りたい)といった方もいらっしゃることでしょう。
そういった方たちにも、携帯電話サイズで、操作や見かたが簡単便利で、安価なポケット魚探はおすすめです。
共通するおもな概要
この種の「廉価系・簡易系」の魚群探知機には、ポケット、ポータブル、携帯型といった肩書が付いています。
この種のグッズに共通する、原理やスペック・仕様に関する概要は次の通りです。

ポケ探の原理
原理は、通常の魚群探知機と同じです。

水中でソナー(超音波)を発射し、対象物に反射させて、魚の群れの位置や水深、底の形状などを測定します。
スペック・仕様
スペック(性能)は、製品により異なります。
ソナーの周波数は主に1周波・高周波が採用されています。
ごく一部に、2周波やカラー表示、横方向探査可能の製品もあります。
探知水深の範囲は、スペック上、最大で数十m~100m位までとなっています。
感度、画像の鮮明度、機能は、製品により違います。
基本的に、アラーム(魚感知時に鳴動)、バックライト機能を装備しています。
振動子(センサー)は、フロートを使用して、水面下1m前後に浮遊させるように設置するのが基本です。
ポケット魚探を比較
インターネット上では、数千円~1万数千円の価格帯で、数多くのポケット魚探が通販されています。
全く同じ様な製品を見かける事があります。おそらくOEM生産で、多少デザイン等を変えて出しているのでしょう。
幾つかのポケット魚探をピックアップして、主要スペックを分かる範囲で比較してみました。ご参考にどうぞ。
製品セット例
大多数の製品は、おおむね、次のような機器が同梱されています。
本体(操作器)、センサー(振動子)、フロート(ウキ)、コード巻き
ハピソン(Hapyson) 携帯型魚群探知機 YH-745
- ディスプレイ:液晶
- 単4乾電池×4/連続約20時間
- 重量(電池含む)550g
- 使用可能温度:0~40度
- 防水性能:防滴(水洗可能形)
- 周波数/指向性:200KHz/23度
- 測深レンジ:0.8~70m
- フィッシュマーク、水深・探知距離
- 標準付属品:センサー、フロート、コード、コード巻き
- メーカー1年間保証
縦(垂直)に加えて横方向(水平)感知が可能。横探知は、波止場・防波堤での釣果をアップさせます。ボート、イカダ、サビキ、かかり、回遊魚、バスやワカサギ、シーバスなどなど、多彩な釣り場・釣魚で楽しめます。元来、PANASONICが開発した国産の携帯型魚群探知機。ユーザー評価も安定しているようです。
アテックス POKETAN MINI
- ディスプレイ:40×47mm液晶
- 単4乾電池×4/連続約20時間
- 重量(電池含む)200g
- 使用可能温度:-10~50度
- 防水性能:簡易防水
- 周波数/指向性:200KHz/45度
- 測深レンジ:0.6~73m
- 温度計・水温計、電源節約機能
- 標準付属品:センサー、フロート、コード、ネックストラップ
横方向(水平)感知が可能。振動子のセッティングは、フロート、インナーハル、トランサムなど、様々楽しめます。 カヤックやイカダでの釣行や、氷上などの過酷な条件下での使用にも向いているとされるポケット魚探です。
[Signstek] fish finder FF-003
- ディスプレイ:TFT LCD 2.8'' 512 colors
- サイズ:120×80×30mm
- 単4アルカリ乾電池×4/連続約20時間
- 使用可能温度:-20~70度
- 周波数/指向性:200KHz
- 重量:448g
- 標準付属品:ケーブル付き振動子、ボルト・部品類、マニュアル(英語)
ポケット魚探では珍しいカラー表示。面白そうですね。外国製ですが日本語メニューの設定も可能みたいです。ボート、堤防、河川、氷上など多彩なシーンで使えそうです。
[Signstek] Fish Finder FF-015
- ディスプレイ:16階調グレースケールLCD
- 内蔵リチウム電池/連続6時間稼動
- 防水性能:IPX67
- 周波数:200kHz/83KHz
- 測深レンジ:0.9~30m(99ft)
- 多言語メニュー設定可能(日・英・他)
- フィッシュアイコン、各種アラーム、感度設定、バッテリー強度表示機能を装備
- 重量(発送時の重量):689g
- 標準付属品:振動子(センサー)、チャリングライン、スリング、コード、USB充電器、ユーザーマニュアル(英語)、他
2周波モデルです。リチウム電池は、附属のUSB充電器で充電します。振動子をフロートで浮かせたり、ボート外側に取り付けるなどして使用可能。氷上でも使えるようです。
Lixada 携帯型 魚群探知機
- ディスプレイ:TN/UVカット LCD
- サイズ:120×70×25mm
- 電源:単4アルカリ乾電池×4
- 使用可能温度:-10~70度
- 周波数指向性:45°
- 測深レンジ:0.6~100m
- アラーム、感度選択、節電モード、水温度計
- 防水性能:有り
- 本体重量:119g
- 標準付属品:ケーブル(7.6m)付き振動子、アダプタ、ボルト・部品類、ネックストラップ、マニュアル(英語)
格安で気軽に使えそうな外国製品です。ちなみに電池は同梱されていません。
大漁くんデラックス
- ディスプレイ:液晶
- 電源:単4アルカリ乾電池×4
- 使用可能温度:-20~70度
- 防水性能:簡易防水
- 周波数/指向性:45度
- 測深レンジ:0.7~99.9m
- 温度計・水温計、電源節約機能
- 発送時の重量:558g
- 標準付属品:ケーブル(7.5m)付き振動子、フロート、コード、部品類、ネックストラップ
ロングセラーモデルの「大漁くん」です。同シリーズは幾つか新型がリリースされているため、初期型の本機は価格低下しています。(参考価格¥13,650)
ポケット魚探α DPG-DF52
- ディスプレイ:34ミリ角ワイド液晶
- 単4乾電池×2/連続約20-30時間
- 重量(電池含まず)210g
- 防水性能:防適構造
- 周波数/指向性:125KHz/23度
- 測深レンジ:1-24m
- フィッシュマーク、水深・探知距離
- 標準付属品:センサー、フロート、コード、取扱説明書
- サイズ:H102×W65×D30mm
- PL保険加入済み
やや弱めの出力。浅場向きではないでしょうか。ブラックバス~イワシ~メバルと釣魚を選びませんが、極寒・氷上での釣りには適さないかもしれません。
フィッシュファインダーNEO
- ディスプレイ:液晶
- 単4乾電池×4/連続約20時間
- 使用可能温度:-20~70度
- 防水性能:耐水性デザイン
- 周波数/指向性:45度
- 測深レンジ:0.5~100m
- 水草・海底地形探知機能、節電/通常モード選択、感度選択
- 標準付属品:センサー、ケーブル、日本語説明書、他
測深レンジが広く水底探知を楽しめるのが魅力。外国製ですが操作は容易でしょう。
※この魚探とそっくりのデザイン・内容の製品が、数社から名称を変えて販売されていますが、全て「元は同じ」だと推察されます。いわゆるOEM製品ではないでしょうか。
ゲーム機に興じるように、どなたでも直感的&格安で楽しめるのが、ポケット(ポータブル)魚探の良いところでしょう。
なお、詳細な底質・ストラクチャーの判定、高精度な探り、ボート航行中や深場での探査、より過酷な気候・環境下での使用をお望みの方や、大きなディスプレイで見たい方は、1ランク上の、いわゆる一般的な魚群探知機の使用を検討されるべきでしよう。