ワイヤレス(無線式)の振動子で、より機動的な釣りを
魚群探知機は、通常、本体(操作部・ディスプレイ部)と振動子をケーブルで繋いで使用します。
そして、手軽に使えて安価なポケット魚探(携帯型)の場合、たとえば、釣り竿(ロッド)などを利用してケーブルを伸ばし、振動子を水面に浮かせて探知を行ないます。

ところが、堤防・桟橋・湖岸での釣りや、フローター、カヤック、ゴムボートでの使用においては、
このケーブルが邪魔になったり、アングラーの行動範囲が制限されてしまうケースがあります。
そこでですが。

ワイヤレス振動子の場合は、無線なので、比較的自由な行動を可能にします。

魚探本体と振動子がケーブルで接続されていないので、アングラーは一箇所にとどまる事無く、魚探本体を携帯したまま、ある程度自由に移動しながら釣りを行えます。
- ワイヤレス型の振動子(センサー)は、水面に浮かす「ウキ型」が基本です。
- ポケット魚探の振動子のケーブル長は9m程度ですが、ワイヤレスの場合、数十メートル範囲で電波を飛ばす事が可能です。
- 少し離れた場所からキャスティングを楽しむ事が出来ます。
- 振動子をボートやフロートに取付けて使う探知方法も可能です。
- ロッドやラジコンボートに繋いで使うのもアリ。アイデア次第で色々と機動的なキャストを楽しめます。
- 電源が基本的に電池で、USBケーブル等で充電も容易。省エネ性、省スペース・ポータブル性に長けています。
- 2台目の魚群探知機をお探しの方なども、試してみると面白いかもしれません。

ロッドのラインに繋いで使う
ワイヤレス魚群探知機を活用する場合の大切なポイントは、振動子(センサー)の扱い方にあると思うのですが、 それについては、振動子をロッド(釣竿)の釣り糸に繋いで使う方法が考えられます。
【メリット】
- 狙ったポイントに投げ入れる(キャストする)ことが割と容易です。
- 水に浮かんだ振動子をコントロールしやすい。
- 釣り糸に繋がっているので安心。確実に手元に回収する事が出来ます。
活用するにあたっての留意点
- 陸釣(岸、桟橋・防波堤など)や、小さなボート、カヤック、フロッター等での使用に向いています。
- 振動子(センサー)をロッドの釣り糸に繋がない場合、そのままでは遠くへ流されて回収不能になるとマズイので、ロープ等に接続しておいた方が良いでしょう。(鵜飼いのようなイメージでしょうか)
- 振動子を繋いでいる釣り糸・ロープ等が、自分や他の人の釣り糸等と絡まないよう、「距離感」に気を配るべきでしょう。
- 使用時の環境が、電波の送受信状態や通信距離、探査精度に影響を及ぼすケースが考えられます。通常の魚群探知機とは、扱い方が変わってくるでしょう。
いろいろなワイヤレス魚探があります。
ワイヤレス(無線式)のカラー魚群探知機は、幾つかのメーカー(外国製が多いようです)が販売しており、いろいろなタイプ・仕様の製品があります。
スマホやタブレットを「本体」として使用する機種があるのですが、まさに新時代の魚探といった感じですね。
タイプ・仕様例
- ポケット魚探のように、手のひらサイズの本体で操作・確認するもの。
- スマホやタブレットで操作・確認するもの。
- 本体を、腕時計のように手首に巻いて使用出来るもの。
- GPS機能を装備している機種。
- ソナーは、1周波、2周波、3周波のタイプがあります。
魚探機能の精度について
あくまでサイト管理人個人の考えですが、販売者(メーカー)の提示しているスペックや製品説明を材料に比較検討すると、魚探機能において、ポケット魚探の上位モデルと同等もしくは少し上程度の精度ではないかと思われます。
なお、上記の留意点の項でご説明の通り、使用時の環境に影響を受ける可能性があります。
(たとえばWiFiがつながりにくい、振動子との通信が遮断される、振動子が流されて希望のポイントを探査できない等)
価格帯に関して
新品は、「ポケ探の上位モデル~HONDEXやLOWRANCEの格安エントリーモデル」の価格帯に設定されています。
(アクセサリー類を全く使用しない場合)
そこそこの性能・価格でユニークなものに興味がある方にはマッチするかもしれません。
当ページ下記にて、例としてDeeperやLuckylaker他、数モデルを紹介しています。ご参考にしてみて下さい。
SERACH!
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楽天市場 |
Deeper
Deeper CHIRP+ ワイヤレススマート魚群探知機
- 本体素材(外部):チタン配合ABS樹脂
- サイズ・重量:手のひらサイズ軽量タイプ
- 最大測深:0.15~100m
- ソナー:3周波CHIRP方式(100、290、675kHz)
- 指向角度:7,16,47°
- Wi-Fi接続での通信距離:約100m
- 水温計測:〇
- 動作温度範囲: -20~40℃
- 内臓バッテリー(充電式)
- 連続駆動時間: 約4.5時間(GPS使用時)
- 付属品:ボルト、ポーチ、充電用USBケーブル、クイックガイド、安全規則ガイド
- 対応デバイス:iPhone、iPad、Android(スマートフォン、タブレット)
Wi-Fi接続、幅広いスマホやタブレットに対応。
3周波CHIRP方式で更に緻密な探査が可能に。
IT技術、パソコンとの連携等による幅広い活用。
場所を取らないコンパクトサイズ。
日本正規代理店品・保証付
DEEPERの最新モデルです。今回の最大の特徴は、ソナーにCHIRP(チャープ)方式を採用したことにより、従来よりも更に正確かつ詳細な把握(スキャン)が期待出来るという点にあります。
またソナーについては、指向角度(ソナーの探査範囲)が異なる3周波を使用しており、広範囲~スポット探査をスムーズに行えるメリットがあるようです。
Deeper専用フレキシブルアーム 2.0
- フレキシブルアーム:約79cm
- 重量:約640g
- 付属品:Gクランプ、波形対応先端部、落下防止用ストラップ
- 対応機種:Deeper3.0、Deeper Pro
- 日本正規代理店品
当ページでご説明している通り、ワイヤレス振動子を使用する場合、流されたり回収不能になるのを防止する対策を取るべきでしょう。そのためには、例えばロッドのラインに接続して浮かせる、船体に固定設置する、といった措置を取るべきです。
このアイテムは、Deeperの専用マウントです。海水・淡水のどちらでも使えます。
いわばロッド代わりとも言えるのですが、アーム先端部にDeeperを船体に固定し、そしてアーム根元部を船体に固定させて使用します。
アームはフレキシブルタイプなので、そのボートに合わせて調節して、Deeperを水面に浮かせる事が出来ます。
船体への固定は、厚み7cm以内の箇所に取り付け可能。クランプ式クリップになっており、着脱を簡単に行う事が出来ます。
Deeper Pro ワイヤレススマート魚群探知機(Wi-Fi)
- サイズ・重量:手のひらサイズ・100g
- 最大測深:0.5~80m
- ソナー:2周波(90kHz、290kHz)
- Wi-Fi接続での通信距離:約100m
- 気温・水温計測:〇
- 動作温度範囲: -20~40℃
- バッテリー(充電式)
- 連続駆動時間: 約6時間
- 付属品:ボルト、ポーチ、充電用USBケーブル
- 本体素材(外部):ABS樹脂
- 対応デバイス:iPhone、iPad、Android(スマートフォン、タブレット)
2周波のソナーで、広範囲な探査を行い魚・ベイトフィッシュ・ストラクチャー・底質を描写します。
穴釣りモード(フラッシャー)で、ワカサギにもトライ出来ます。
Wi-Fi接続にて、スマホやタブレットをカラーモニターとして使用します。幅広いスマートフォンに対応するとの事です。
完全無料の専用アプリが提供されています。アップデートに対応しています。
Bluetooth搭載機種に対応(iOS 8.0以上、Android 4.0以上)
TwitterやFacebookを活用したデータ共有も行えるとの事です。
日本正規代理店品・保証付
Luckylaker
Luckylaker 完全防水 ワイヤレス魚探
腕時計型や充電式タイプ
いずれも1週波(低周波)で指向角度が広めのタイプです。広範囲のサーチに向いていそう。
腕時計型
探見丸スマート フィッシュファインダー
シマノ(SHIMANO)の魚探と言えば、釣り船で見かける「探見丸」がお馴染みですが、新たに、ワイヤレス魚探をリリースしました。
おそらくフルノが製作しています。ワイヤレス系では、かなりハイクオリティーな製品であると言えるでしょう。期待出来そうです。
- スマートフォンで魚影の画像チェックが出来ます。
- 単三アルカリ電池で稼動します。
- ソナーは200Khz。探知範囲は70mまで。
- 通信距離は30m。
本サイトの探見丸シリーズのページでもご紹介しています。