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魚探に裏切られました(良い意味で!)

友人が、本多電子のHONDEX PS-500Cという魚群探知機を購入しました。

今回は、それを使用した「氷上のワカサギ釣り」についての体験談です。

私自身、魚探は初体験でした。

ワカサギに魚探を使う必要なんてあるのか?と疑問を抱いていましたが、良い意味で裏切られることとなりました。

使い方をすべてマスターした訳ではありませんが、費用に見合う効果は体感できたと思います。

とにかくたくさん釣りたい!という人には、かなりおすすめできる物だと感じました。

阿寒湖で使ってみました

さて。今回私たちがHONDEX PS-500Cを使用した釣り場は、北海道・釧路市にある阿寒湖です。

氷上釣りをやられたことのない方もいらっしゃると思いますので、簡単に説明しますと、冬場(1月~3月)、凍結した池や湖などの水面にドリルなどで穴を開けて貫通させ、その穴から糸を垂らします。基本的にはサビキ釣りで、サシや赤虫などのエサをつけるのが一般的です。

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ワカサギが面白いように釣れました

本題の魚探ですが、本当に使い物になるのかと半分疑いながら、友人が設置する様子を眺めていました。

氷上に魚探で使用する振動子を入れる穴をあけ、振動子を入れた後、電源をオン!

すると、魚探のディスプレイ上に深度、底の地形、そして魚のかわいらしい絵が映し出されました。※1

あとは、この魚の絵の深さに仕掛けを落とすだけとのことだったので、映し出されている通りボトム付近に仕掛けを投入してみたところ…

驚きました!面白いようにワカサギが釣れるのです。

たまたまかと思いましたが、今度は浅い棚に魚の絵が映し出されていましたので、その通りに棚を探ると…これがまたバンバン釣れるのです。

私も長年ワカサギ釣りをしてきましたが、その日は、これまででTOP3に入るほどの釣果でした。

ワカサギは回遊魚ですから、こういった魚探があれば、回ってきたときの棚をすぐに察知することができるのが最大の強みだと思います。

ただし、魚探を使用してしまうと(頼りっきりになると)、釣りの大きな楽しみの一つである「自分で棚を探る」、という行為が出来なくなってしまいます。そういった面を大事に考えている釣り人には、あまりおすすめできません。それでもやはり数が釣れると楽しいですけどね。

※註1
本機には、魚(と思わしき対象)の反応が探知された場合に「魚のイラスト」を表示する機能(フィッシュマーク)が搭載されています。

氷上釣りのイメージ

(image)

気になった点(その1)電池の減りが早かった

HONDEX PS-500Cを使用して、少し気になる点が二つほどありましたので、その事について書きたいと思います。

一つ目は、電池の減りが早かった事です。

前述の通り、私たちが今回魚探を試した釣り場は、特別天然記念物のマリモなどでも有名な北海道の阿寒湖なのですが、この地域は年を通じて気温が低く、特に冬季の早朝ともなれば、マイナス20度以下になります。

自然豊かな素晴らしい地域である反面、人間が暮らすには厳しい環境です。私たちは、氷上釣りを行う場合、防寒・防風のためにテントを張ってその中で行っています。

冬の阿寒湖のイメージ

(阿寒湖)

その真冬の極寒な環境が電池の消耗スピードに影響したのか、5~6時間の釣り中に新品の電池(単3電池を8本使用)を一回交換しました。※註2

今は電池も安く購入できるとはいえ、釣りの回数をこなしたり、長時間使用する場合、その費用は馬鹿にならないです。

専用のバッテリーパックも販売されているようですので、ランニングコストを下げたい場合はそちらを購入するか、もしくは、充電式の電池を使用したほうが良さそうです。もっとも、バッテリーパックも相応の値段がするみたいですが。※註3

※註2
電池の能力は使用環境に左右され、寒さに弱い傾向があります。
またPS-500Cはスペック上、最大で10時間程度の連続使用が可能とされています。

※註3
本体+バッテリーのセット(バリューパック)の場合、希望小売価格は40,000円+税。
バッテリー単品(BS07)の場合は、13,000円+税。

気になった点(その2)ボトムは映りにくい?

気になった二つ目のポイントは、ボトム付近の魚影が映りにくいことがあるという事です。

湖底付近に生えている水草や地質の影響もあると思われますが、かなりの数のワカサギが釣れているのに、魚探のディスプレイにはそれが映し出されないことが数回ありました。※註4

振動子のパフォーマンスも関係しているのかもしれません。なんでも振動子には、広範囲を探るタイプのものや狭い範囲を探るタイプのものがあるらしく、新品で購入した時の付属品には、広範囲を探るタイプの振動子がついているみたいですね。※5

ワカサギ釣りだと、真下にしか糸を垂らすことが出来ないので、より狭く、より細かく探るタイプの振動子が適しているのかもしれません。※6

といっても、私たちの今回の釣行では、数回程度映らなかっただけなので、気にならなければ最初の付属品で十分だと思います。

※註4
ボトム付近は、従来より魚探が探査を苦手としているエリアだそうで、デッドゾーンとも言われています。

※註5
PS-500Cは1周波(200kHz)で、ノーマル製品には、(TD04A)という指向角22度の振動子が標準装備されています。

※註6
ホンデックスより、「ワカサギパック」という製品が販売されており、2017年度版は、TD-07(Vexilar社製)という振動子が附属していました。
ちなみにTD-07は指向角9度であり、TD04Aと比べると狭い範囲を探るのに適していると言えるでしょう。

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釣り人プロフィール

釣り人データ 概要
ネーム/性別/釣行歴 お茶んさん/男/20年
地域 北海道(阿寒湖)
釣行/スタイル 氷上釣り
ターゲット ワカサギ/小型回遊魚
使用魚探

本多電子 HONDEX PS-500C

選んだ理由 友人が購入し共同で使用
魚探設置場所 氷上(テント内)
振動子の設置場所 氷上の穴

関連ページ:ワカサギ釣り 魚群探知機

(2018記)

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